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「あれは縄文、これは貝塚!」- その1 ”縄文世界”に近づくの巻 - 加曽利貝塚 縄文秋まつり

令和元年10月5日(土)~6日(日)、特別史跡 加曽利貝塚 縄文秋まつりが盛大に開催されました。
5日は秋晴れの真夏日?! 6日は一転肌寒い小雨模様で天候には恵まれませんでしたが、それでも7000人を超えるお客様をお迎えしました。

 

縄文秋まつりのイベントプログラムには、「あれは縄文、これは貝塚、それは かそり―ぬ」と思わず言葉が出るほど、″縄文″の色濃い催し物が多くみられました。
それらのイベント会場で、大勢のお客様と主催者側の加曽利貝塚博物館や関係する市の職員、協力ボランティア3団体(友の会、土器づくり同好会、ガイドの会)の会員とが交流し、思い出深い縄文秋まつりになりました。
今回の「見たり、聞いたり、試したり」の催し物を通して、″縄文世界″に一歩近づき楽しんでいただけたものと思います。 それぞれの会場の賑わいぶりを写したスナップ写真をたくさん掲載し、機会を見て加曽利貝塚を訪ねて下さいますようご案内申し上げます。

「縄文ひろば」で体験する

かそりガイドが担当する定番の縄文ひろばでは、「縄文の技わくわく体験」のお手伝いをしています。例年大変な人気で、縄文秋まつりでも大勢のお客様がご家族連れで参加され、縄文世界に一歩近づくことが出来たのではないでしょうか。

 

◆ 火おこし体験、縄文弓矢体験

写真上段:火おこし体験(左)縄文人と同じく、摩擦熱による火おこし ー「弓ギリ法」ー に挑戦、初体験だと少し手こずる (中)・(右)「弓ギリ法」で作った火種を包み込んだ火口を、左右に大きく振って空気を取り込み、見事発火に成功! 一瞬の緊張が解け、思わず笑顔がこぼれる

写真下段:縄文弓矢体験(左)順番待ちの行列 (中)射ち方と危険防止の説明を充分にする (右)射った矢を回収して、弓矢体験を終わる

 

◆ アンギン編み、貝アクセサリーづくり

写真上段:アンギン編み(左)縄文時代の布・アンギン編みのコースター見本 (中)「やってみて、やらせてみて・・・」編み方は最初ちょっと難しい? (右)持ち帰りできる自作のコースターが完成!
写真下段:貝アクセサリーづくり(左)好みの貝殻、ビーズなどを選び、デザインする (中)・(右)世界に唯一の手づくり マイ・アクセサリー、完成品は持ち帰りできる

 

◆ 縄文服試着、ぶんぶんゴマ、貝合わせ

写真左列:縄文服試着(上)かそりガイドが手造りした縄文服とアクセサリーを選び試着、ママ友と かそりガイドとの縄文式交流?  (下)インドネシアからのファミリーも試着
写真中列:ぶんぶんゴマ(上)木製の円盤に糸を通して模様を付け、回わしてぶんぶん音を出す (下)子供も大人も思わず熱中してしまう
写真右列:貝合わせ(上)絵模様をヒントにピッタリ合う貝を探す 二枚貝がピッタリ合うのは、生きていた時の貝の貝殻同志のみ  年輪パズル(下)大きな木の円盤を砕いて破片にした後、木目をヒントに元の形に戻すパズル

加曽利貝塚に近づく

◆ ふしぎ発見の旅 と 加曽利クエスト
5000年前から3000年前までの2000年間、この地で住み続けた人々の遺した貝塚には、不思議なことがいっぱい詰まっています。「ふしぎ発見の旅」はお客様とガイドとが一緒になって、縄文時代の ″カソリムラ″の生々しい生活現場を探りながら一巡します。

 

「加曽利クエスト」は、全観覧施設8か所に掲示してあるなぞ解きクイズ(学芸員担当)に挑戦しながら一巡し、全問解答でラリーが完了します。両日で千人近いエントリーがあり、記念品として「かそり―ぬ オリジナルシール」をプレゼントしました。ふしぎ発見の旅を兼ねて一巡すると効率的である、と好評でした。

写真上段:ふしぎ発見の旅(左)博物館内の展示物のガイド (中)貝層断面観覧施設のふしぎを探る (右)竪穴住居復元集落を見学
写真下段:加曽利クエスト(左)なぞ解きクイズのもんだい例3・8と、もんだい掲示地点を示す地図 兼 解答用紙 (中)もんだい掲示パネルの前で、解答を記入するファミリー (右)記念品の「かそり―ぬ オリジナルシール」

 

◆ 発掘調査体験
南貝塚で進行中の本年度の発掘調査の現場で、お客様が発掘調査体験をする企画がありました。本物の発掘現場に入る機会は滅多にないことで多数の応募者があり、5日・6日それぞれ幸運な当選者32名が貴重な体験をしました。

写真:発掘調査体験(左)多数の希望者の抽選応募風景 (中)・(右)幸運にもクジに当選し、発掘に取り組む人々

ステージイベントを楽しむ

◆ 縄文土器抽選会
抽選対象の土器は、国内で実際に出土した土器をモデルに、土器づくり同好会員が制作した精緻な複製品です(右写真)。
縄文土器(レプリカ)抽選会は秋まつりで4回目を迎えましたが、高い関心が寄せられ、 土器10個(5日&6日各5個)に対し、1人1点限りの記名投票で約50倍の応募がありました。

博物館長、協力ボランティア3団体(友の会・土器づくり同好会・ガイドの会)の代表が順番に、土器毎の当たりクジを引き当選者が決まりました。

写真上段:(左)抽選対象土器:上段-5日抽選分の5個、下段-6日抽選分の5個 (中)当たりクジを引くガイドの会代表 (右)5日の当選者とプレゼンターの皆さん
写真下段:(左)当選者に土器を手渡す博物館長 (中)プレゼンターをつとめるガイドの会代表 (右)6日の当選者とプレゼンターの皆さん

 

◆ カソリンカップ(火おこしタイムトライアル)
「カソリンカップ」は弓ギリ法で火をおこし、火口が燃え上がるまでのタイムを競うトライアルです。
今回は<1分16秒>の好タイムが出しましたが、記録更新はなりませんでした。(今までの最高記録は <1分3秒>)

写真:(左)カソリンカップのルールを説明し、模範試技をするかそりガイド (中)親子ペアトライアルの ほのぼの風景 (右)優勝者に賞状授与、初の外国人チャンピオン誕生

 

◆ 石器による魚の解体
縄文時代に使っていたとされる黒曜石の石器や貝刃を用い、気分は縄文人になりきった学芸員が、手捌きも鮮やかに大きな鯛を解体しました。それを復元竪穴住居内の「火だな」に吊るし、燻製にしました。「カソリムラの人々も同じように捌いていたのかも・・・?

写真:(左)石器をつかって魚を解体する学芸員 (中)3枚おろしにされた大きな魚 (右)復元竪穴住居の「火だな」で燻製にする

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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