９月に襲来した台風１５号による縄文の森の甚大な被害をようやく乗り越えて、令和元年１０月５日（土）～６日（日）、特別史跡 加曽利貝塚 縄文秋まつりが開催されました。

日頃、街なかではあまり見かけない珍しいモノを″発掘″して、その写真を掲載しました。そして、機会を見て加曽利貝塚を訪ねて下さいますようご案内申し上げます。

加曽利貝塚発 縄文グルメを味わう

◆ 焼き栗のふるまい

復元竪穴住居の中で、縄文時代の生活ぶりについて解説しながら、学芸員とかそりガイドが縄文土器（複製）を使って大粒の焼き栗をつくります。両日とも先着100名様に無料でふるまわれましたが、定刻には長い行列ができていました。
同時に焼きどんぐりを作り、味見をしてもらっていますが、香ばしくてイケル との声が多く聞かれました。

写真：（左）縄文土器で焼き栗をつくる　（中）ふるまいの順番を待つ長い行列　（右）焼き栗パックを手渡す学芸員

◆ イボキサゴスープのふるまい

加曽利貝塚の貝殻の中で8割以上を占めるという東京湾産のイボキサゴを主材料にして、旬の山野菜を加え、リッチでヘルシーな縄文スープが出来上がります（土器づくり同好会担当）。
無料ふるまい先着100名様の予想をはるかに超えた人気で、担当のシェフも嬉しい悲鳴を上げるほどでした。

写真：（左）本日のイボキサゴ スープ レシピ　（中）色も鮮やか、思わず食欲をそそる　（右）かそり伝統の味に いつも長い行列

かそりマート の縄文グルメ

業者さんが工夫を凝らして作った縄文グルメが並び、特にどんぐり、貝やジビエを活用したものが目につきました。
縄文グルメはお昼が終わるころにはほぼ売り切れ、遅めのお昼を求めに行ったかそりガイドは、買いそびれて残念がっていました。

写真上段：（左）ジビエ － 猪バーガー、鹿バーガー〈猟師工房千葉店〉　（中）どんぐりスコーン、どんぐり粉パフェ〈ricochet〉　（右）どんぐり麺、わらび餅、どんぐりビスコッティ〈ソルーナ・ピカ〉

写真下段：（左）あさりごはん、あさり焼きそば〈夢マーケットおぐら〉　（中）ホンビノス貝の浜焼き － 2017年に千葉県が千葉ブランド水産物に認定〈船橋漁業協同組合〉　（右）「縄文Original  Blend」など、10/5&6 Kasorikaiduka Autamn Fes用の限定Cofee Menuを用意、また、台風１５号で被害を受けたぶどうや梨を友情販売〈軒先珈琲〉・・・〔注〕掲載した商品および業者さんは、すべてを網羅したものではありません。

加曽利貝塚の縄文クラフト

お客様が自ら手作りする縄文クラフト・グッズの材料がいろいろ用意されていて、会場はいつも混雑していました。

写真：（左）黒曜石アクセサリーづくり　（中）ぺーパークラフトの火炎土器の完成品を手にポーズ、超人気で両日で約４００人がエントリー　（右）土偶マグネットづくり － 紙粘土で土偶を作り、中にマグネットを封じ込める（完成品は持ち帰り出来る）

かそりマートの縄文グッズ

「縄文」と関連づけて創作されたアイデァ商品が多く並んでいました。目に留まったものを紹介します。

写真上段：（左）縄文デザインのバッグ、Ｔシャツ、手ぬぐい〈みんなの手ぬぐい研究室〉　（中）土器風ビアカップや箸置き〈千葉刑務所〉　（右）縄文土器ブローチ、耳飾り、ストラップ〈縄文ドキドキ会〉

写真下段：（左）かそりーぬ Suica入れ、グリーティングカード〈夢マーケットおぐら〉　（中）かそり―ぬ バッジ、キーホールダー〈友の会〉　（右）貝の宝石メダルづくり〈貝の魔ほう使い団〉・・・〔注〕掲載した商品および業者さんは、すべてを網羅したものではありません。

（以上）