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2021年加曾利貝塚縄文春まつり

今年の加曾利貝塚縄文春まつりが連休中の5月4日と5日の2日間に亘って開催されました。貝塚公園の入り口の案内所(図1)では一般的な園内の案内図とともに、クイズラリー「加曾利クエスト」の用紙も配布していました(図2)。又、貝塚公園でのお祭りでは初めての試みの「スマートグラス体験」(図3)では令和元年度発掘調査の様子を見る事も出来ました。ただコロナウイルスが感染流行中である事を考慮して、例年のような一般的なキッチンカーや火おこし体験コーナーは無しでの静かな春祭りでしたが、それでも2日間で合わせて800名以上の人が来園されました。

図1(左):公園入口に設けられた案内所。   図2(中央):園内の案内図とクイズラリー「加曾利クエスト」の用紙の配布。  図3(右):スマートグラス体験の受付コーナー。

 

加曾利貝塚ガイドの会では1つのテントを使って出店しました。それ以外にも友の会を含めて加曾利貝塚に関連する会や組織の出店もあり(図4)、この写真に写っているテント以外の2件を合わせて全部で5件ありました。加曾利貝塚のマスコットのカソリーヌは例年の様に登場し、お子さん連れに人気で一緒の写真撮影に応じていました(図5)。又、初日は穏やかな良い天気で、刈り込んだ草場で昼食をとって一休みする人たちも居り、ちょっとした遠足気分を味わっていました。

図4(左):ガイドの会の出店のテント(写真左)。図5(中央):加曾利貝塚のマスコット「カソリーヌ」のお出まし。図6(右):貝塚公園の草場で昼食を取っている親子。

 

今回の祭りでは火おこしなどの体験コーナーはありませんでしたが、初日にパネルを使ってガイドの会の活動について説明し、会についてアピールを行いました(図7,8)。その内容は左から、縄文時代の布や編んだ籠の出土例の紹介から始まって。カラムシの繊維を使った糸の作り方、糸の染色とアンギン編みのための道具。貝を使ったアクセサリー、弓矢、ブンブンゴマ、年輪パズル制作。火おこし道具一式の制作。石のアクセサリー作りの為の穴あけ方に関する説明でした。これら道具を作る過程を一つ一つパネルで説明し、ガイドの会の活動の一端について理解を深めてもらいました。

図7(左):ガイドの会の活動の説明パネル。図8(右):ガイドの会会員によるパネル内容の説明風景。

 

「縄文不思議発見の旅」(図9)と称して、屋外施設のガイドを工事未完の竪穴住居跡群観覧施設を除いて行いました。案内の希望者が4~5人程度集まった時点でスタートして、1つのグループが大人数にならないようにしました。今回は初日(4日)だけの開催でしたが、合計で約70名の参加がありました。以下にツアー順にその様子を示しますが(図10~19)、加曾利E式土器の発掘場所から始まり、最後の大型竪穴住居跡まで案内して、受付に戻りました。戻った受付では記念品のプレゼントがありました(図20)。

図9(左):「縄文不思議発見の旅」の受付での打ち合わせ風景。図10(中央):加曾利E式土器発掘場所での説明風景。図11(右):北貝塚貝層断面の説明風景。

図12(左):南貝塚貝層断面での説明風景。図13(中央):多くの縄文人が埋葬されていた場所(19体、南貝塚)での説明。図14(右):復元竪穴住居での説明風景。

 

復元竪穴住居では住居と同時代の縄文中期の加曾利E式土器(複製)を手にもって観察する人も居りました(図14)。住居内で見学者の人数が多くなりそうな時は、住居前で石器作りのエキスパートの田中さんが行っている石器の作り方の実演とその説明を行っている所(図15,16,17)に誘導しました。多くの人が興味深そうに見学し、質問していました。

図15(左):石器作りを見学している風景。図16(中央):制作された石器の数々。図17(右):石器を制作している手元の拡大写真。

 

今回のガイドコースでは館内の案内が無い分時間の余裕があり、いつもはよく省略される「船着き場」(図18)や直径が普通の約4倍もある「大型竪穴住居跡」(図19)でも丁寧な説明を行う事が出来ました。

図18(左):船着き場での説明風景。図19(中央):大型竪穴住居跡での説明風景。図20(右):「縄文不思議発見の旅」の最後に用意されたプレゼント。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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