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GO!GO! 千葉ジェッツ

「ディフェンスに対するマインドがよくなった」大野篤史ヘッドコーチ

5歳のときにサンタクロースが!? でもそれが……

2018/11/30

千葉県初のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の情報をお届けする千葉ジェッツふなばし公式応援サイトです。どのメディアよりも熱く深い愛情を持って取材記事を更新していきます。
千葉ジェッツの指揮を執って3シーズン目となる大野篤史ヘッドコーチ。試合中はクールなイメージですが、練習後にお話をうかがうときには、いつも笑顔でわかりやすくお話ししてくださいます。
昨シーズンの振り返り、今までのチームの成長について、今年目指すチームについて、そしてクリスマスについて、お話をうかがってきました。

「コーチには2つの喜びがある」

練習中も選手一人ひとりとコミュニケーションをとる大野ヘッドコーチ
練習中も選手一人ひとりとコミュニケーションをとる大野ヘッドコーチ
― ヘッドコーチとして3シーズン目を迎えています。

この2シーズンは、チームとしてエナジーを持ってタフに戦い、ブースターのみなさんにどういうところを見せるのかを選手が少しずつ理解してくれて、確実にステップアップしていると思います。天皇杯を獲って、地区優勝して、ファイナルまで進めました。
ただ最後負けて終わるということが、こんなにも悔しいものなのかと。シーズンが終わった頃は引きずってしまって、食べられなかったし、眠れなかったですね。自信もありましたし、チャンスがあると選手にも伝えてました。その中で最後勝ちきれなかった部分で、何が足りなかったのかということをしっかり分析して、しっかり反省して次のシーズンを迎えたいと思いました。

― チームは本当に成長を続けていると思います。

タフなチームを作りたい、エナジーのあるチームを作りたいとやってきた中で、確実に選手のマインドが変わってきたと思います。チームとしての成熟度もあがりました。ただ、獲らなきゃいけないものはある。それを獲るために何をしなきゃいけないかということについては、バスケだけではなく、メンタル的なことも成長していかなくてはいけません。そのプロセスを選手と一緒に歩めたことに幸せを感じます。
コーチの幸せというのは2つあると思っています。1つめの喜びは選手の成長。2つめの喜びは成長した彼らが手にした勝利。そのプロセスを見るのが僕の幸せだし、そういう観点から考えると、本当に幸せな2シーズンだったと思います。
スポーツってすごく難しくて、勝つと言って勝てるものではありません。チャンピオンになるには運もあります。でもそこを狙い続けることができるチームでなければいけない。楽な試合は1試合もない。見下したような試合をしたときには、本当に僕は怒ります。

― はい、試合後の囲み取材で怖かったことが何度かありました……

勝っても褒めないで押し続けましたから。試合は本当に怖いもので、緩んじゃいけないと思っています。これだけ応援していただいて、ハードルもあがった。フリンジ(付加価値的な存在)だったものがコア(価値そのもの)になってくれたのは、僕たちのやってきたことは間違いではなかったし、それが僕たちのスタイルになったということだと思います。ディフェンスから走るというバスケのスタイルだけではなく、エナジーを出してどれだけ自分たちが情熱を持って向かっているかというところを僕たちは支持されました。そこは1ミリも緩んでほしくない。
試合後には選手の輪に入り、談笑する姿も見られます
試合後には選手の輪に入り、談笑する姿も見られます
― そこはまだ伸びしろがあるということですか。

まだまだだと思います。その中でチャンピオンを狙うチームを継続的に作っていかなくてはいけません。
決勝で戦ったアルバルクさんは自前の体育館もあるし、かなり練習を積んでいると思います。僕らは限られた時間だから、質を求めています。チーム練習で緩ませることは一度もない。でも、コーチの差は確実にあったと思います。その点は僕も勉強しなければいけません。ただ決勝で一番悔しかったのは、選手があきらめたような態度を見せたことです。

― タイムアウトのときに「やめるの?」とおっしゃったところですね。

そうです。あきらめる人間は絶対に勝てないですから。その試合だけじゃなくて、あきらめないことでチームは成長します。

― 大野HCはブレない姿が印象的ですが、迷うことはないんですか?

あります。以前手にした本で、迷いはバリエーションだという言葉をもらいました。迷ってるということは、まだまだ自分の中で解決策を見つけられるのだと思ってやってきました。

― 落ち込むことはないのでは?

いやぁ、ありますよ。一喜一憂します。でもまた次が来るから止まれない。僕が止まったら、チームが次に進めない。ここで折れるわけにはいかない。でもやっぱり眠れないし、不安だし、そこは一年めと変わらないですよ(笑)

「ディフェンスに対するマインドは本当によくなった」

ディフェンスマインドがよく自信につながったという琉球ゴールデンキングス戦(2018年11月11日船橋アリーナにて)
ディフェンスマインドがよく自信につながったという琉球ゴールデンキングス戦(2018年11月11日船橋アリーナにて)
― 今シーズンの目標を改めてお聞かせください。

ハイエナジー、タフネス、セイ・トゥゲザー、この3つをゴールに一試合ずつ戦えば絶対いいシーズンになると思うし、そこをチームゴールにしたいと思います。
この2年間、選手は本当に成長し、一段ずつ階段をのぼってきました。今シーズンはもう一歩階段をのぼっていきたい。幹をもって、コートを見て、勝敗よりも応援してよかったって思ってもらえるチームになるために、コートに立つ人間、指揮をする人間、サポートをするスタッフ全員が、何が必要で何に責任があるのかを自分の中に持ってあそこに立たなければいけません。ホームを守らなければいけないという想いを持ち続けないと。そうすることでホームの雰囲気も変わってきますよね。ここでは負けられないと選手がふるまえば、見ている人も同じようにホームで負けられないと応援してくださると思います。ブースターに引っ張ってもらうんじゃなくて、僕たちからそういう方向へと持って行かなくてはいけません。そういうチームになりたいと考えています。

― 監督というのは、それを引き上げなければいけないのですから、大変な職業ですね。

ほんとです。もう死んじゃうんじゃないかって思いますよ(笑)。でも楽しいですよ。みんなの成長が見られるので。若手にもベテラン選手にも成長が見られて、ジェッツが少しずつ変わってきている。それを見られるのは嬉しいものです。やってきてよかったです。そういうものをみんなが持てるようにして、誰か次に来るヘッドコーチにもやってほしいなって(笑)。まぁそれは冗談としても、あのときに始まったよねと言ってもらえれば僕は本当にうれしい。そういうものを作れるといいなと思っています。

― 天皇杯も始まります。3連覇がかかり、プレッシャーと心地よい緊張感があるのではないでしょうか。

もうプレッシャーしかない(笑)。とても大事な大会だと思っていますから。富樫(勇樹選手)が日本代表活動で不在ですし、小野(龍猛選手)もケガをしています。万全ではないものの、チームとして結集して戦います。なので、プレータイムが少なかった選手たちが、自分がやってやろうと、プレータイムを奪って結果を残しているのはいいことです。
藤永佳昭選手のディフェンスで会場が沸き、「ふじながコール」が!
藤永佳昭選手のディフェンスで会場が沸き、「ふじながコール」が!
― 5選手の補強は大成功だと思えてなりません。練習でも以前より声が出ているように思います。

はい、やっと(笑)。日本人選手は、チームの雰囲気を変えるためにこの3選手とやりたいと思いました。おのおのが持ち味を発揮してくれています。田口(成浩選手)にとって移籍は難しい決断だったと思います。初めての移籍で、しかも背負っていたものを置いてきたわけですから。でも自分の経験からしても、気負いすぎずにやってほしいですね。
僕は、イートン(現・伊藤俊亮事業部長)が抜けたのが本当に痛いんです。年齢が近かった分、イートンが僕のメンターのような存在でいてくれたのがありがたくて、引退するときも「考え直してくれ」と最後まで引き留めていました。でもいまは、その役目を大宮(宏正選手)がやってくれています。

― チーム内のコミュニケーションが大切だということはずっとおっしゃっていましたね。

選手が表現できるようになって、いい方向に向かっています。ただコート上でもうちょっと喋ってほしいなって思いますね。仲がいいのはいいけど、リスペクトしあえる存在でありたいので、コミュニケーションが必要だと思っています。
ディフェンスのときに「ごめん」「次!」という言葉が出るのはいいことだと思うんですけど、それだと次も解決できないことが多々あって、それが一番顕著に現れるのがミスコミュニケーションで起こったミスです。ソリューション(解決策)を投げなさいよと言い続けて、やっと最近そういう声が出てくるようになりました。それに伴ってディフェンスがよくなりました。
みんながハッピーになれば一番いいですよね。難しいですけどね。でも追い求めているのはチームの成功だってことを理解できれば。

― ディフェンスの強度が高まってよく手が伸びるようになったと思います。

そうですね、ディフェンスに対するマインドは本当によくなったと思います。藤永(佳昭選手)の影響はすごくありますよね。ディフェンスで沸かせる選手が出てきたのは大きい。琉球ゴールデンキングスとの2戦目は自分たちのディフェンスからオフェンスということができて、僕にとっても選手にとっても自信になりました。これを継続していかなければいけません。

5歳のときサンタクロースが!!

実は大野ヘッドコーチの手はすごくキレイなんです。
実は大野ヘッドコーチの手はすごくキレイなんです。
― サンタクロースは何歳まで信じていましたか?

僕、サンタクロースがいないって明確にわかったときがあるんです。

― え?どういうことですか?

5歳のときに、うちにサンタさんが来たんです。ピンポンって、夜に。玄関をあけたらサンタクロースがいたんですよ。で、「うわぁ!サンタだ!」ってなったときに、5歳上の兄が「あれ、きのみ(おもちゃ屋さん)の店員だ」って言って。「絶対うそだぁ!」って言ったら、「サンタはお父さんとお母さんだぞ」って言われたんですよ。それでね、泣いた。サンタがいないことにショックを受けて泣いた。鮮明に覚えてますよ。

― それでもサンタはいる!ってならなかったんですか?

いや、よく見たらね、確かによく行くおもちゃ屋さんの店員だったんですよ(笑)。「うわぁ!サンタだ!」って思ったところから、ガーンですよ。

― いまはサンタになるほうですね。

上の子はもうわかってるんですよ。でも自分の経験から、「弟にもしそれを言ったら、おまえにもサンタは来ないからな」って言い聞かせてます(笑)。子どもも、「わかってる、欲しいものがあるから絶対言わない」って(笑)。下もそろそろわかってきてるっぽいんですけど、「そんなこと言うやつにはサンタは来ない」って言ってます。まだ信じていてもらわないと。

― バスケット選手だとクリスマスにイベントをすることもないのでは?

ないですね。僕は単身でこちらに出てきてるから、子どもからサンタへの手紙がスクショで送られてきますけど、ぜんぶ妻が用意してますね。

― クリスマスの日はテレビ電話されるんですか?

いや、試合があったらしないかな。試合がなければ電話来ますが。一緒に住んでいたころは、プレゼントを隠しておいて、子どもたちが朝起きたらプレゼントを探すというクリスマスを過ごしていました。いまは「もらったよー」と連絡が来て、「よかったねー」って感じです(笑)

― この年末年始はずっと試合ですね。

この仕事をしていいるとクリスマスもお正月もないですからね。年末までリーグ戦があって、天皇杯があって、滋賀への遠征があって。

― ぜひブースターさんへのクリスマスプレゼントとして、勝利をお願いします!

はい、勝ちたいですね。本当に僕は口下手であんまり感謝の言葉を述べてなくて申し訳ないんですけど、本当に感謝してます。僕はアリーナが変わったと思っているんです。本当にジェッツを応援してくれる気持ちが伝わってきて、僕たちもそれにこたえたいと思っています。それに勇気ももらっています。僕たちは少しでもいい試合をする責任があると思います。応援しててよかった、また来たいって思ってもらえるようなチームに、みなさんの理想に少しでも近づけるように、チームとして戦っていきたいと思います。これからもご声援よろしくお願いします。メリークリスマス!

Twitterキャンペーン応募方法~フォロー&リツイートで応募完了!~

※プレゼントは締め切りました。たっくさんのご応募ありがとうございました!

読者のみなさんへのプレゼントとしてサインをお願いすると、「それいる?ニーズないんじゃない?」とおっしゃる大野ヘッドコーチ。ニーズあり過ぎるくらいですよということで、ポストカードにサインとメッセージをいただきました。
こちら、全選手と大野ヘッドコーチの13枚セットのポストカードを3名様にプレゼントします。
※サインが入っているのは大野ヘッドコーチのカードのみとなります。

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当選者の方には、12月10日(月)頃に「まいぷれ市川」のTwitterアカウントからメッセージを差し上げます。

※郵送先は当選通知と同時にお尋ねします。もし1週間ほど返信がない場合には、他の方へと当選を変更させていただく場合がありますのでご了承ください。
大きな体を小さくして、笑顔でメッセージを書く大野ヘッドコーチ。
なんと!特別に「Merry X'mas」のメッセージもいただきました!!
よく見るとハートマークまで!! 超レアなサイン&メッセージ入りポストカードへの、たくさんのご応募お待ちしております。

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