地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、千葉市若葉区の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

メニュー

千葉市若葉区の地域情報サイト「まいぷれ」

若葉区の障害者就労支援事業所を訪ねる

~桜が丘晴山苑~その2 変化に富む作業場

桜が丘晴山苑では、手作りのアイデア商品を創作したり、行政や企業などから入る様々な注文に対応したりで、変化に富んだ作業風景が見られます。
身体障害の方と知的障害の方とがお互いの能力を認めあいながら、相互に自己のハンディキャップを補完する形で協力して仕事を遂行するなど、利用者さんはそれぞれ得意な仕事を分担し、懸命に取り組んでいる様子に接する時、胸を打つものがあります。
(魅力提供サポーター:多菜健)

和裁、洋裁・・・リフォーム、端切れを活用したアイデア商品が面白い

職業指導員のサポートを得て和洋服の仕立てやリフォームのほか、布製のアイデア商品を創作するなど、手先の器用な利用者さんが励んでおられ、積極的に外部注文を受けておられます。

和服・洋服のリフォーム

 (上)胴回りがきつくなったブレザーをベストに<br>リフォーム<br><br><br><br><br> (右)着なくなった着物の地模様を巧みに活かし<br>洋服にリフォーム<br><br><br><br><br><br><br>
 (上)胴回りがきつくなったブレザーをベストに
リフォーム




(右)着なくなった着物の地模様を巧みに活かし
洋服にリフォーム






「ハートフルメッセ・オブ・ザ・イヤー」※で受賞した作品

(※NPO法人千葉県障害者就労事業振興センター主催、毎年優れた商品の表彰を行う)

保育園から危険の少ない布製の遊具の注文があり、いくつかのアイデア商品が創作されました。
これら作品の内、「ハートフルメッセ・オブ・ザ・イヤー」で受賞したものを紹介します。
2013年製品部門 奨励賞 「ボックスカバー」

このティッシュ・ボックスカバー等縫製品セット※は、千葉市ふるさと納税に対する返礼品(千葉市障害者就労施設で製造されている作品六点のうちの一つ)に選ばれています。
(※ティッシュ・ボックスカバー、着物巾着、刺し子ふきん、ポケットティッシュケースのセット)
2013年表彰状と「ボックスカバー」<br>
2013年表彰状と「ボックスカバー」
着物地などをリユースした布製のティッシュ・<br>ボックスカバーに2ヵ所のボタン止めがあり<br>ボックスの出し入れが容易
着物地などをリユースした布製のティッシュ・
ボックスカバーに2ヵ所のボタン止めがあり
ボックスの出し入れが容易
2014年非食品部門 審査委員特別賞 「手巻き寿司」 
2014年表彰状と「手巻き寿司」<br>
2014年表彰状と「手巻き寿司」
ステッチして腰を強くした布地やフェルト紐<br>数か所にスナップをつけ、止め・外しにより<br>いろいろな形のものを作って遊べる<br>いわば、フェルト製の組立遊具と言え<br>指先を使う訓練にもなる
ステッチして腰を強くした布地やフェルト紐
数か所にスナップをつけ、止め・外しにより
いろいろな形のものを作って遊べる
いわば、フェルト製の組立遊具と言え
指先を使う訓練にもなる

エコチェア造り

四角形の牛乳パックの一面を重ねて張り合わせた三角柱を24本組み合わせ、六角形のエコチェアーの骨格を作る。
強度を増すため、三角柱の空洞部分に古紙の詰め物をする。端切れをつなぎ合せたカバーを縫い付け完成。高さの異なる二種類のエコチェアがあり、人気商品の一つです。

販売活動

桜が丘晴山苑で製作された各種縫製品、木工製品、小物アクセサリー、施設農園で収穫した新鮮野菜などの販売活動に注力されています。
施設内およびハーモニープラザ(委託販売)では常時販売されているほか、若葉区役所玄関ホール、フレスポ稲毛などでの出店販売に、職員、利用者さん共々熱心に取り組んでおられます。
思わぬ掘り出し物があるかも知れません。機会を見て立ち寄ってみたいところです。
若葉区役所玄関ホールで出店販売<br>(毎週第一・第三火曜日の午前中)<br>手前は人気商品のエコチェア
若葉区役所玄関ホールで出店販売
(毎週第一・第三火曜日の午前中)
手前は人気商品のエコチェア
主な販売商品
主な販売商品
エコバッグ、エプロン、巾着、刺子ふきん、<br>箸入れ、お手玉などいろいろな小物縫製品
エコバッグ、エプロン、巾着、刺子ふきん、
箸入れ、お手玉などいろいろな小物縫製品
施設農園で収穫した新鮮野菜
施設農園で収穫した新鮮野菜

廃電線リサイクル事業・・・卓上型剥線機(はくせんき)※を導入

千葉市、千葉県障害者就労事業振興センターおよび三立機械工業株式会社(千葉市稲毛区)の三者で、障害者就労支援のための廃電線リサイクル事業が立案されました。桜が丘晴山苑での半年間の試験作業期間を終え、平成28年4月から本格稼働の段階に至りました。
廃電線は建築現場から大量に排出されている現状で、継続的に一定の仕事量があるこの新規事業は障害者(利用者さん)にとって安定的な工賃の確保につながることが期待されています。

(※障害者就労施設でも使えるように、コンパクトで安全性を高めた「D型卓上型剥線機」は三立機械工業(株)開発のオリジナル商品である。当社は一連の「廃電線リサイクル装置の開発」の功績で、平成24年度千葉県科学技術功労者の表彰を受けた)
銅線をリサイクルするため回収された廃電線を<br>適度の長さに切断する
銅線をリサイクルするため回収された廃電線を
適度の長さに切断する
卓上型剥線機のガイド穴に手前側から廃電線を<br>差し込むと、ローラ回転で自動的に向こう側へ<br>押し出される過程で被覆材が圧縮されて壊れる
卓上型剥線機のガイド穴に手前側から廃電線を
差し込むと、ローラ回転で自動的に向こう側へ
押し出される過程で被覆材が圧縮されて壊れる
被覆材と銅線と分離しやすい状態になる
被覆材と銅線と分離しやすい状態になる
被覆材と分離され、きれいに取り出された銅線<br>被覆廃材もリサイクルされる
被覆材と分離され、きれいに取り出された銅線
被覆廃材もリサイクルされる

行政、企業から入る様々な仕事に対応

平成25年4月、障害者優先調達推進法が施行されたこともあり、行政や企業などからバラエティに富んだ仕事の注文が入っています。利用者さんは各々得意な仕事を担当し、協力して対応しておられます。

外看板の印刷

最大幅 54インチまで印刷可能な大判プリンターを導入し、大判の外看板、のぼり、横断幕・垂れ幕、ポスターや写真印刷など、紙・布のカラー印刷を受注されています。
(上)屋外看板などのステッカー印刷の例<br><br><br><br>(右)県民の日のイベント(平成28年6月15日)<br>のPR用幟旗も桜が丘晴山苑で印刷したものです<br>チーバくんが「障害のある人もない人も共に<br>暮らしやすい千葉県づくり条例」と「障害者<br>差別解消法」をPRしました<br>(写真:千葉県のHPより引用)<br><br>
(上)屋外看板などのステッカー印刷の例



(右)県民の日のイベント(平成28年6月15日)
のPR用幟旗も桜が丘晴山苑で印刷したものです
チーバくんが「障害のある人もない人も共に
暮らしやすい千葉県づくり条例」と「障害者
差別解消法」をPRしました
(写真:千葉県のHPより引用)

いろいろな軽作業

パソコンを使うデータ処理や印刷物作製およびパソコン講習、一般業者から依頼された商品のDM・検品・加工(袋詰め、シール貼りや組み立て)、車椅子クリーニング、自転車パンク修理、公園や空き地の清掃、一般家庭の草取りや浴室・台所まわりの清掃、企業・学校等の清掃・・・など、実にいろいろな注文に対応されています。
また、寄贈された古本のリニューアル販売、各種注文グッズ製作、施設農園での野菜栽培など実に様々な作業があります。
ワード・エクセルのデータ入力、年賀状や名刺の作成、スキャナーによる図面取り込みなどコンピューター処理の注文も多い<br>「さくらだより」は利用者さんの企画・取材・編集で定期発行されている
ワード・エクセルのデータ入力、年賀状や名刺の作成、スキャナーによる図面取り込みなどコンピューター処理の注文も多い
「さくらだより」は利用者さんの企画・取材・編集で定期発行されている
割り箸の検品・袋詰め作業
割り箸の検品・袋詰め作業
大手スーパーの店頭商品棚の金属磨き<br>~店頭ですぐ汚れるので、定期的に<br>きれいに磨きあげる
大手スーパーの店頭商品棚の金属磨き
~店頭ですぐ汚れるので、定期的に
きれいに磨きあげる
古本のリニューアル・・・消毒後、グラシン紙の<br>カバーをかけ100円(均一)のスリップを入れ<br>フリマなどで販売
古本のリニューアル・・・消毒後、グラシン紙の
カバーをかけ100円(均一)のスリップを入れ
フリマなどで販売
羊毛フェルトマスコット・・・さまざまな動物を<br>オーダーメイドで一つ一つ製作している<br><br>
羊毛フェルトマスコット・・・さまざまな動物を
オーダーメイドで一つ一つ製作している

施設農園で季節の野菜を栽培
施設農園で季節の野菜を栽培

桜が丘晴山苑:多機能型・・・生活介護、就労移行支援、就労継続支援B型、特定相談支援

敷地内の花木の花が次々と開花し美しい
敷地内の花木の花が次々と開花し美しい
前身は、社会福祉法人千葉県身体障害者福祉事業団が管理運営していた身体障害者通所授産施設。
平成17年4月、社会福祉法人晴山会が千葉県より移譲を受け、桜が丘晴山苑を開設されました。

基本情報

所 在 地:千葉市若葉区加曽利町1,536
電  話:043-231-4321
利用人員:定員40名 契約者47名
スタッフ:生活支援員:5名
      職業指導員:3名
      目標工賃達成指導員:1名
      就労支援員:1名
      相談支援専門員:1名
      看護師:1名
      医師:1名

施設長としての思い・・・三須 正さん

 「利用者さんの支援をどのようにするのかではなく、『利用者さんがいかに幸せに生きられるか』を考える」。これは、当法人理事長が常々口にする言葉であり、事業所の支援目標であります。障害を持つ方々の「生きづらさ」に着目し、「いかに幸せに」に向けたサービスを提供させていただくか、私達は日々葛藤し日々学習しながら支援を進めさせていただいております。
 桜が丘晴山苑では、身体に障害のある方、知的に障害のある方、精神に障害のある方が、共に協力しながら生産活動やレクリエーション活動に取り組んでいます。異なる障害の壁を乗り越えて、多くの時間をかけ協調体制を築き上げてきた利用者さんには、職員としてとても感謝しているところです。
 「いかに幸せに生きられるか」を様々な観点から考え、利用者さんも職員も共に成長できるような環境作りに配慮し、質の高いサービスの提供を追及して行きたいと考えています。

就労実績

桜が丘晴山苑で就労経験を積み、他所の職場に就労成功された利用者さんの年度別実績
(就労の成功は障害者就労支援事業所の最終的な目標の一つと言えると思います)
 年 度 業務内容  人 数
平成24年度 洗車、製造   2 名
平成25年度 リネン、事務   2 名
平成26年度 事務、製造、清掃、リネン   8 名

所在地地図